

みなさんお茶を飲む機会は多いと思いますが、どうでしょう、いざ“お茶ができるまで”となると全くご存じない方がほとんどではないでしょうか?
“茶摘み”という言葉は聞くと思いますが、その後お茶はどのようにしてできているのでしょうね。
今日は、「八女中央大茶園」の農家さんにお茶工場の中から摘み取られたお茶の葉がどのようにして私たちが通常見る“茶葉”になるのか、その様子を写真とビデオで提供して教えて頂きましたので、ぜひご覧ください。
まず「八女中央大茶園」略して八中、ということで、「八女中央大茶園」のウェブサイトは、yame810なのですね!とちょっとした雑学でした。
はい、福岡県は八女市にある、広々とした大茶園、「八女中央大茶園」ですね。綺麗ですねぇ〜。晴れた日は晴れた日の美しさ、曇りの日には曇りの日の威厳?みたいな粛々とした雰囲気を肌で感じることができる壮大な大茶園です。
ちなみに、この「八女中央大茶園」で採れたシングルオリジン茶葉(一つの茶畑で採れた茶葉で、ブレンドがされていない)が「八女中央大茶園」のオンラインショップで購入できますので、気になった方はぜひこちらもチェック!
先日から「八女中央大茶園」は大忙しです。それもそのはず、八女では今一番忙しい“新茶”が採れるシーズンだからです!
“新茶”とは、その年の一番初めに採れる新芽を摘み取った茶葉のことで、それはそれは綺麗で、宝石のようにキラキラと美しい、そして柔らかい、新芽です。“一番茶”とも呼ばれます。
お茶に詳しい方でしたらわかると思いますが、この茶葉は相当美しい茶葉です。「八女中央大茶園」の大自然の中で、1年間たっぷりと日の光を浴び、多くの茶カテキンを含んだ、いかにも体に栄養成分をゴクンゴクンと一口一口飲む度に届けてくれそうな青々とした茶葉ですね。
茶カテキン、最近はすっかりポピュラーな言葉になりつつありますが、緑茶葉に含まれるポリフェノールのことですね。ポリフェノールと言えば、ワインが有名で、紫じゃないの?と思われますが、茶カテキンもポリフェノールの一種なのですね。
抗酸化作用があって、今一番ホットなお茶の成分ではないでしょうか?茶カテキンについてはまた別の機会にご紹介するとして、今日は、「八女中央大茶園」で今年、2022年 令和4年 に摘み取られたばかりの“新茶”の茶葉が今どのようにして皆様のお手元に届くまでの過程かをご覧頂きたいと思います。
「八女中央大茶園」で摘み取られたお茶の葉は、私たちが家で見る“茶葉”になる前に製茶工場で、“お茶”になる工程を踏みます。
一つ一つに名前がありますが、私たちには全く馴染みのない“名前”なので、何度聞いても覚えられません。
ただ素人の私たちが分かるのは、“蒸される”ということと、“揉まれる”ということと、“乾かす”ということだけです。
でも古代から飲まれているお茶ですから、そうですよね、そんなに工程が複雑極まるわけはございません。
とてもシンプルで、昔ながらの製法だからこそ、安心して口にできるのではないでしょうか。
近年はコーヒー派が増えましたが、せっかく私たち日本人が誇れる“緑茶”をこうして農家さんたちが毎日“私たちが美味しいお茶を飲ませて頂ける為”に、日本で作っているのですから、なるべく体にいい、日本産の“緑茶”を飲む習慣を持ってほしいなぁ、とつくづく思いました。
「八女中央大茶園」で摘み取られた茶葉たちが蒸気で蒸されて深い綺麗な色合いとなり、お茶の風味が工場内に広がっています。
蒸気が当てられてさらに綺麗な色になってますねぇ〜。そのまま食用としても美味しそう、と思うのは私だけでしょうか。
茶葉たち、グルングルンと振り回されております。まるで遊園地のアトラクションのようです。茶葉の「ヒャッホー」という声が聞こえてきそうです。
次は少し手荒く揉まれております。目が回りそうです。
乾燥された茶葉は、色も落ち着き、私たちがよく見かける少し大人びた感じになりました。
これがまさしく“出来立てほやほや”の新茶です!このように針のようにピンと張った色も濃く青々したものが、最高級の煎茶です。見た目も素晴らしい出来!これは飲んでみたい!