皆様は、福岡の八女という地名をご存じでしょうか。八と女と書いて“やめ”と呼びます。この八女(やめ)が地元で有名な理由は“お茶”。「八女茶」と言えば地元では知らない人がいないほど有名な銘茶の産地なのです。
そしてこの八女(やめ)の中に広々とした茶畑があることも、あまり知られておりません。
初めて八女の方に連れて行ってもらった日のことは忘れません。天気のいい日に、「大茶園行ったことありますか?」と聞かれ、「いいえ」と答えると、すぐに車を出して、連れて行ってくれました。
大茶園に入ると、青い空との境目は目の前に連なる広大な茶畑。こんなに広い茶畑は、初めて見ました。
茶畑の中にポツリポツリと立つ、というかおいてある小さな小屋がまたなんとも言えない風情があり、どこの国にいるのか一瞬分からなくなるくらい素敵な場所でした。
正直、こんなに素敵な場所が、あまり知られていない、ことに驚きました。
なんだろう、とにかく“きれい”。なのです。心が浄化されるような、そんな気持ちになれる場所。
若い頃、自然を見に行くデートコースと言えば、阿蘇や長崎の稲佐山が有名でした。いやいや、今なら「八女中央大茶園」でしょ。
デートコースにピッタリの絶景ですから。
畑に沿ってクネクネとした細い道を登ってゆくと、頂上にちょっとした展望スポットがあります。そこから茶畑と八女の街並みが一望できます。
八女は、まだ都会化されておらず、福岡県ではありますが、どことなく他の福岡の地方とは異なる八女独特の土地感がある市です。
国道で過ぎ去るだけでは分からない魅力が多い小さな町なだけに、そこに住む人たちに教えてもらったり案内してもらわないと知り得ない場所が点在しています。
あまり商売や観光のアピールが上手じゃなかっただけに、自然が多く残されていますし、なんとなく“人見知り”だけど、知り合ってしまえば人懐っこい笑顔を笑顔を見せてくれる八女の人々の温かさと優しさ、人柄が垣間見えて、知れば知るほど魅力的に思える場所です。
この八女の魅力を味わうとしたらやっぱり日本茶。「八女茶」は、お茶好きには知らない人はいないほど有名なお茶ですが、一般にはそれほど知名度は高くありません。
この八女中央大茶園をご覧いただければお分かりの通り、代々続くお茶農家さんたちが毎日“おいしいお茶”を作り続けています。
八女に行くとあちらこちらのお店でお茶を出してくださいますが、高速のインターや、レストランの自動販売機で飲むのが「お茶ではなかったんだ!」と初めて身に沁みるほど、“本物のお茶”の味を堪能させて頂けます。
初めて八女のお茶屋さんで“お茶”を飲ませて頂いた時に、正直、私たちが“お茶”と思い込んでいたペットボトルや食事の前にレストランで頂く“お茶”は、なんだったんだろう、と思ってしまいました。
苦いと思っていた“お茶の味”は甘く、とろりとした、とても濃い、とにかく“初めて頂く味”でした。
日本人として、「本物のお茶」を飲んでみたいと思いませんか?
実は、来るゴールデンウィークには、この「八女中央大茶園」にて、ここ!“大茶園”でとれた“新茶”の試飲ができる!そうなのです。
目の前に広がる茶畑を見ながら飲む“八女茶”、最高だと思います。
ご提供してくださるのは、「八女中央大茶園」の農家の方々。ウェブサイトは、https://yame810.com
サイトは今大リニューアル中でまだ未完成ですが、新茶は購入できますので、ぜひ!この機会に、日本最高峰の緑茶「八女茶」を、しかも“新茶”を飲んでみてください☆
とても濃厚で美味しそぉ〜な緑茶ですね。
さすが、何度も賞を取られている「八女中央大茶園」の茶葉です。針のように細長く綺麗な茶葉ですね。美味しいんですよ、これが。